TOKYO GIRL'S LIFE Ⅱ

久々に小説、(レーベル的にはラノベ?)読みました。

 

文体は女性版伊坂幸太郎って感じ。

伊坂ほどカッチリさせずに、全体的に女性らしい柔らかい構成で、でも所謂ラノベほど砕けさせずに、今風?にまとめている、バランス感覚の良い構成だなぁと思います。

 

内容は、商品紹介にもある通り、性格の全く違う3人の女の子の物語。

で、それも良いんだけど*1、ともかく、コピーが上手い。

〜絶対に後悔しない夢の諦めかた〜って、ジェケ買いじゃなくてコピー買いだよ、コレ。

 

個性が大事とか、自分らしく生きよう!とか、QOL*2を向上させるために云々〜とか、今流行ってる気がするけれど、それって大抵、何かをするコト、がんばるコト、自分のしたいことを何かのカタチで達成するコトだよね。

がんばらないコトは誰も教えてくれない。

ましてや、夢を諦める方法なんて、考えもしない。

 

まあ、それが何故か?は、流石に私もこの年になれば多少はわかってるけれど。

分かってるけど、でも、買っちゃう(笑。

良いコピーです。内容も伴ってる、少なくとも嘘じゃない、結末。

 

最近、コピーが上手い商品増えたと思う。見てて楽しい。

私の見る目が、変わった、というのもあるのかな。

 

社会人になって、時間が無い無いって、気軽に読める漫画ばっかり読んでたけど、やっぱり活字良いなーと思いました。

なんと言うか、内容は色々だけど、読んでる間、心静かになれる。ゆっくり時間が過ぎるというか。

 

本屋に行く度、気になる本は買ってたから(読む時間ないくせに。)、

このお休みの間に、積んでる本、少しずつ消化しようと思います。

*1:まとめが面倒なのではなく、読んでのお楽しみということで

*2:Quality of Lifeの略。昔からある言葉だけど最近一気に知名度あがった印象